Works施工事例

「ご両親の住むご実家のリフォームをしてほしい」という娘さんからのご相談。

広い母屋と離れがあるご実家にご両親がお二人でお住まいです。。
お二人では広すぎる母屋には水回り設備がありませんでした。
外に出てトイレ・浴室に行かないといけないのは高齢のご両親にとっては大変でした。

お正月にご家族で集まった際に、みなさんで「不便だし、心配だね」と話していたことがリフォームのきっかけとなりました。

娘さんからご依頼で離れを改装することに。
水回りを使いやすく、アクセスしやすくすることが最優先課題でした。

離れは2階建てでしたがご高齢のご夫婦でしたので1階だけで暮らせるように
シンプルなプランニングにしていきました。

元々、水回りがあった場所のすぐ隣には山がありました。
それとは反対側の和室の前には畑と庭があり、縁側からそれらと山並みが見渡すことができる配置になっていました。
基本的なゾーニングはＬＤＫ・寝室・水回りという配置がベスト。

トイレはリビングからも行けることが必要でしたので位置を変更して玄関入ってすぐのところに配置。その部分は増築しています。
トイレに関してはリビングから行きやすくするとお客様が使われるときは使いやすい。
しかし、寝室からは一度廊下を出ないといけないデメリットがありました。
今後のことを考えて寝室からも入れるようにしたいとのことでしたので
入口を2つ設けました。

窓も大きく変更したところの一つです。
リビングはすでに大きな窓がありましたがもう一つあった腰窓も掃き出し窓に変更し、さらに明るい空間になりました。
寝室は元々物置だったので窓はありませんでしたが採光と通風を確保するために掃き出し窓を設けました。洗濯物を干す際も洗面室から直接外に出ることができます。

というように使い勝手がいいようにプランしていきましたが、
主にお打ち合わせさせて頂いたのは離れて暮らす娘さんでした。

元々は水回りだけ何とかしようかなという思いで予算も300万円ほどでした。
ですが、お話をお伺いしているうちに水回りだけ直しても生活基盤が母屋だと使い勝手は一緒。離れで暮らすようにリフォームすることがご両親にとってベストなのかもしれないという思いになられました。

そこで今回のプランが実現しました。

外に水回りがあるのは父と母にとって大変だろうと家族で話していたことがきっかけでリフォームを検討し始めました。
最初はどうなるか不安もありましたが形になるにつれて仕上がりが楽しみでした。
予算のこともあったので最初は水回りだけにしようと思いましたが快適に暮らすにはやはり全面的にやったほうがいいとご提案頂き、思い切ってやってよかったです。こちらの要望を取り入れて「こうしたら使いやすいですよ」と教えて頂き両親が安心して暮らせるようになり安心です。

母は工事前から、「綺麗になったらお友達を呼びたい」と言っていたので完成して楽しく暮らしてもらえると思います。

ご両親の為にリフォームをしてあげた娘さん。
暮らしやすいようにとお打合せを進めていきました。
お引渡しの際にはお母さまが娘さんに「ありがとう」と感謝を伝えておられ、
リフォームは相手のことを思ってするのだなぁと感じました。

大きな掃き出し窓をつけていますが断熱性の高い窓に変えているので前より暖かく過ごしていただけると思います。
掃き出し窓から出て過ごしてもらえるように、リフォーム後にＩ様ご家族みなさんでウッドデッキの製作をしておられました。
リフォームをきっかけにご家族でＤＩＹも楽しんで頂けてよかったです。