
全体的には落ち着いた色調でまとめましたが、キッチンは赤を選び、キッチン横も壁面に赤を基調としたモザイクタイルを貼ることで空間のアクセントにしました。リビングはできるだけオープンに広々と開放的にし、奥様がヨガ教室でも使えるようにしました。
床は自然素材の無垢材、壁は土佐和紙の壁紙を貼り、自然の風合いをプラス。再利用できる物は残して欲しいというご要望だったので、残せる物は最大限残して思い出を引き継ぐことができるようにしました。ダイニングとリビングを区切る建具の上部にある欄間も再利用した物の一つです。
近江八景が彫られた欄間にあうよう建具は造作しました。建具を閉めるとダイニングの光が欄間と建具を通り抜け、リビングの雰囲気が変わります。
所在地 | 京都府京都市西京区 K様 | 工事費 | 約950万円 |
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工期 | 30日 |
井尻ハウビングさんのホ-ムページを見て、あるお家のイメージが私の思い描いていたのとあまりにもピッタリしていたので、思いを伝えやすかったと思います。土佐和紙の壁紙も提案していただき、和紙のもつやさしさが気に入っています。
キッチンの壁に貼って頂いた赤のモザイクタイルも大好きなところです。モザイクタイルは洗面所だけに貼ろうと考えていましたが、キッチンの壁にも使うことを提案していただいて良かったです。キッチンカウンターの上のペンダントライト、天井を高くすることなど、気付いたことをどんどん提案していただき、その都度相談の機会を持てたことがとても良かったと思います。
主人の両親が40年にもわたり大切に住んでいた家なので、そこが、皆が集えるような場所に生まれ変ったことが大きな喜びです。残して頂いた欄間も馴染んでいて、見る度に笑顔になります。職人さん達が心ある仕事をしてくださったのが、あちこちに見えました。